ただの疲れとは違う?慢性疲労性症候群とは?

ただの疲れとは違う?慢性疲労性症候群とは?

慢性疲労症候群という病気を聞いたことがありますか?慢性的な疲労となにが違うの?と思う人も多いかもしれませんが、近年増えてきてる疾患になります。ここでは慢性疲労症候群についての説明と、その対策についてお話をしていきます。

慢性疲労症候群とは?

慢性疲労性症候群とは、休息しても体が動かせないような疲労が6ヶ月以上に渡って続き、重度の疲労感や倦怠感によって日常生活にも支障をきたす病気です。

普通の疲労との違い

「いつも疲れてるから私も慢性疲労症候群なの?」と思った人もいるかもしれません。

普通の疲れは、質のいい睡眠やバランスのよい食事など十分な休養を取ったり、不足している栄養素を補給したりすることで回復する疲労です。

慢性疲労症候群の疲労は、十分な休養をとっても回復しない疲労になります。

 

慢性疲労症候群の症状

慢性疲労症候群の症状は人によって様々ですが、以下のようなものがあげられます。

微熱

慢性疲労症候群の代表的な症状として微熱があげられます。普段より0.5~1.5℃程度高い熱が、半年以上にわたり持続します。解熱鎮痛剤などを用いても熱があまり下がらないことも特徴です。

頭痛・喉の痛み

風邪をひいたときのような、喉の痛みや頭痛がするようになることがあります。

疲労感

慢性疲労症候群では、日常生活に支障をきたすほどの疲労感が引き起こされます。 しかし、仕事や育児など、疲労の原因がはっきりしている場合は「慢性疲労」であり、慢性疲労症候群には当てはまりません。

筋肉痛

全身または特定の部位に激しい運動をした後のような筋肉痛が現われます。中には動けないほどの痛みになる場合もあります。

不眠と過眠

自律神経の異常により、寝つけない、眠りが浅い、早く目が覚めてしまうなどの「不眠」や、朝起きられない、日中に極度の眠気に襲われるといった「過眠」の症状、さらにはこれらが、一日のうち同時に現われることもあります。

気分障害

うつ病に似た症状がでて、気分の落ち込みが続き、仕事にでられないほどまでになる場合があります。一般的には、うつ病の症状は朝に重く、午後に軽減される傾向がありますが、慢性疲労症候群の場合、午後のほうが憂うつ感が強まる傾向にあります。 また、注意力や集中力の低下などもみられます。物忘れがひどくなるなど、認知症のような症状がでる場合もあります。

 

慢性疲労症候群の原因

慢性疲労症候群はなぜ起きてしまうのでしょうか?

実は、慢性疲労症候群はその原因が明確にはなっていない病気なのです。しかし、様々な研究の結果、病気の起こる仕組みが少しずつ明らかになってきました。  

人間の身体は、神経系、ホルモン系、免疫系の3つがバランスを保って働いています。

しかし、日常生活の中で様々なストレスがきっかけになり、神経系の働きに異常が生じ、免疫の働きが低下すると、体内に潜伏していたウイルスが再活性化されます。

すると、再活性化したウイルスを抑え込むために、体内では、免疫物質が過剰に作られるようになります。この過剰に作られた免疫物質が、脳の働きに影響を及ぼし、強い疲労感や様々な症状を起こすというメカニズムが有力だと言われています。

一般的な対策

慢性疲労症候群の治療は、薬物療法が中心に行なわれています。そのなかでも、主になるのは「捕中益気湯」などの漢方薬を用いて、身体の免疫力を高める方法です。

加えて、体内の活性酸素による細胞の障害を防ぐため、抗酸化作用をもつビタミンCを大量に処方されます。 

他にも抗ウイルス薬や免疫調整剤が使われることもあり、これらの投与によって免疫力の回復を目指します。また、うつ病向けの薬が効果を発揮することがあり、抗うつ剤、精神安定剤などが使われることもあります。

天神疲労回復センターでの施術

ここまでお話ししてきたように、慢性疲労症候群はなにか大きな病気など問題はありません。にもかかわらず、いつまで経っても疲れとれないといった症状が出てしまうのはなぜでしょうか?

その本当の原因は、内臓の働きを司る自律神経の乱れにあります。

天神疲労回復センターでは、独自の施術で自律神経の乱れを整え、慢性疲労症候群によるお悩みを解決していきます。

なぜ自律神経が乱れるのか?

そもそもなぜ自律神経が乱れるのでしょうか?昼夜逆転した不規則な生活などが原因だと思い浮かべる人多いかもしれません。実は不規則な生活習慣以外にも身の回りにある様々なストレスが自律神経の乱れに繋がってくるのです。

☑️精神的なストレス:不安、恐れ、怒り、焦り、憎しみ、劣等感など

☑️肉体的ななストレス:怪我、病気、栄養バランス、暴飲暴食、疲労、発熱、アルコールなど

☑️環境的なストレス:気温の変化、気圧の変化、異常気象、花粉、黄砂、騒音など

ストレスに負けない体を作ることが大事

体に歪みがあると血液循環が悪くなり、自然治癒力が低下してしまいます。その体で様々なストレスを受けると、自律神経が過剰に反応してしまいます。そして、その状態が長く続いた結果、自律神経がうまく機能しなくなってしまうのです。

疲労回復センターでは、指先でトントンとタッピングする独自の技術で全身の歪みを整え、血液循環を促すことで自律神経の働きを高めます。

このように、自律神経の働きを高めてストレスに負けない元気な体を作ることで、慢性疲労症候群によるお悩みを解決できるのです。

最後に

慢性疲労症候群は、理解のない人からするとただの疲れを一緒にされてしまうこともあります。あなたの悩みがなかなか他に人にはわかってもらえないかもしれません。

「どこに行ってもわかってもらえない」と諦めずに、疲労回復センターにご相談ください。