ちょっと古いデータかもしれませんが、2013年から2015年までで、日本国民2450人に国際的診断基準を用いて分説調査と自己記入式調査票による調査を行ったところ「生涯1度はうつ病になる人の割合は5,7%というデータだ出ています。
この数字皆さんはどのようにみられますか?人生でうつ病になる人は100人中5,7人というわけですが、うつ病まではいかないが、軽うつという人はもっと多く6人に1人などというデータもあります。
このブログを読んでいるということはあなた、もしくはお知り合いやご家族の中にうつに悩んでいる人がいるのではないでしょうか。もしいるようで病院だけではなく別の方法も視野に入れてこの記事を読み進めていただければと思います。
うつ病の原因は脳の神経細胞の情報の伝わり方に異変が生じているということが言われています。
私たちは生活の中で脳から「食べる」、「寝る」などの基本的な動作の命令を体に伝えているのはご存じだと思います。 ただ、それだけではなく「意欲」や「記憶」などの感情を伝えたり、知的な命令もしています。
この時、神経の細胞から細胞へ情報を伝えているのが「神経伝達物質」と呼ばれるものです。
この神経伝達物質の「ノルアドレナリン」「セロトニン」という物質が気分や意欲などの感情をコントロールしている物質です。
うつ病はこれらの神経伝達物質の分泌が何らかの原因で減ってしまうことで様々な症状が生じてしまいます。
うつ病を投薬で回復した人っている??
うつ病になったら精神科を受診します。そして基本的には休養・投薬・カウンセリングの3つで回復を目指します。
うつ病は薬を服用することで他のウイルスや風邪のように免疫ができるものではありません。ですので根治・完治というものはなく、回復しても再発しないように復職後1年くらいは投薬を続ける必要があります。
軽度のうつ病ですと3か月から半年の服用で社会復帰できる場合も多いようです。ただ、根治ではないので今後はうまく付き合っていくようにストレスマネジメントや定期的な受診が必要です。
ただ、中程度から重度のうつ病になると投薬の期間も長くなるのと自殺する恐れもありますのでご家族の方は常に気にかけていないといけません。
中程度以上になってくると服用機関も長くなり社会復帰までの時間も長くなる傾向にあります。
私の知り合いもうつ病ではないですが強迫性障害という心の病気にかかってしまい4年間くらいは連絡を取っていましたがずっと家に引きこもっていました。
病院での薬の処方だけでは効果もわからずで結局は疎遠になってしまいました。
皆さんの周りでもうつ病の方は投薬やカウンセリングで回復された人はどのくらいいますか? 投薬を続けている人は5年、10年ずっと薬を服用し続けているイメージがあります。
うつ病と身体の歪みの関係性について
うつ病で整体に掛かるというのは関連がないように思えるかもしれませんが、体を整えることで精神にとてもいい影響が出てきます。
整体を受けることで自律神経の乱れが改善され薬を使わずに神経伝達物質の量が増えたり、神経伝達物質が出ていても頸椎の歪みや緊張がひどい場合は首から下に流れにくくなってしまいます。
もう少し具体的に話すとセロトニンは心の安定ホルモンですが、どこで作られているのかというと、脳と腸で作られているのです。しかも7割近くが腸で作られているのです。
ということは腸の働きが悪いと効率的にセロトニンを作ることが出来ません。しかもセロトニンを作るためには栄養素が必要になりますが、その際にアミノ酸というたんぱく質を必要とします。
もし、足りていなかったら作ることが出来ませんよね。
腸や栄養が足りていても、脳まで運ばれるときに首が凝っていたり、ゆがみがひどいと運ばれる量が減ってしまうかもしれません。
そこで整体の出番ということなんです。
疲労回復センターではどのようなことをするのか
骨格、内臓、頭蓋骨など精神疾患を抱えている方はまずはこの三点の歪み、緊張を診ていきます。
うつの方は背中や首が緊張している方がほとんどですのでまずは背骨に軽い刺激を送り込みます。これが自律神経失調症などの方には特におすすめです。
背中の緊張が取れてくると腸が動き始めてお腹がグーっとなる方もいますし、お腹がすいてきたりします。それでも固い方は直接お腹のどの部分が固いのか確認してゆっくり優しいしげきを入れていきます。
疲労回復センターでは個人個人で体が違うので同じような施術をすることはありません。症状や骨格に応じて適切な刺激を入れていき回復させていきます。
最近の研究ではうつ病には有酸素運動なども効果的という論文も出ています。家に引きこもるより少し散歩から始めてランニングをすることで脳内の神経伝達物質を分泌して薬に頼らない体を目指せますよ。
最後に
何年も悩んでいる方や職場復帰ができず経済的に困難な状態が続くと焦りや不安が大きくなり更なる症状悪化になってしまうかもしれません。
もし身近な方がうつで困っていたら体を整えることの重要性をお伝えいただき、体が良くなることで精神状態も改善することで社会復帰ができることを切に祈っています。